こんにちは。シャネルブティックで1年間、正社員として働いていたトミです。私が、今から知っている限りのアルバイトの採用方法から時間給、どんな職場雰囲気かを詳しくお教え致します。
私はシャネルが好きで、22歳の時にシャネルバックの定番をはじめて手に入れました。
それから大病をして、ベッドで雑誌を見ていたら小林麻美さんがシャネルの黒のコートドレスを格好良く着こなしていらして、元気になったらシャネルのコートドレスを1枚買おうと心に決め、今も大切にとってあるシャネルコート。
私の人生のどん底をいつも支えてくれたシャネルブティックの裏側も素敵ですので宜しくお願い致します。
シャネルでのアルバイト、時給の目安は?
シャネルブティックの場合、アルバイトを募集するということはかなり少ないです。現在、社員で働いている人の人脈を頼って見つけるか、正社員だった人が結婚や出産で退職をしてアルバイトに来ていました。
そのやり取りは、辞めた人に忙しいときに「今、何をしていますか?」と電話をして、その人が空いていて「私も戻りたい」といった意志が確認できたら、その時チーフが「では、あなたはどのくらいの時間給だったら来てくれますか?」と交渉をしていました。
時間給は1000円が基本でした。
シャネルでのアルバイト、シフトの条件は?
シャネルブティックには、土曜日、日曜日、ゴールデンウイーク、お盆、お正月といったお休みが基本的にありません。チーフ、サブチーフが1ヶ月前から、正社員の休みたい日を聞いてシフトが組まれます。
正社員のみんなが平等に土曜日、日曜日、月に1回は休みになるように作成して下さっていました。そのシフトを組んで人材がたりないところにアルバイトを入れるといった形でした。
ただ棚卸の時などは、アルバイトといえども元正社員ということもあってベテランなのですごく助かりました。アルバイトは基本的に週に2日、多くて月に10日ぐらいの割合で1日4、5時間で、シフトに入っていました。
面接の際のアピールポイントは?
今までの職歴で他の高級ブランドで働いた経験があれば有利に働くと思います。たとえフリータであったとしても、過去、銀行など堅い仕事に就いていて感じのいい人が有利に働きます。
これからシャネルブティックで働こうと思う人は、恐らく大手派遣会社が高級ブランドへ派遣をしているので、その派遣会社に登録して、短期でもいいから働いて実績をつくることもよいでしょう。
高級品を扱っているので能力も大切ですが、信用を重んじる会社なので、銀行関係、官庁関係、百貨店など派遣で紹介してもらうのもいいでしょう。
面接で具体的にアプローチする時は、ボールペンで履歴書を書くことがないように、万年筆、黒ペンで、履歴書用の証明写真をきちんと貼ることが大切です。
そしてココ・シャネルの映画や本を読んで、ココ・シャネルの質問が来た時にはきちんと答えられるようにすることがベストです。
シャネルでのアルバイト、髪型や服装は?
百貨店にシャネルブティックが入っている場合は、髪の毛が肩につくようであれば髪をアップにします。ひとつに束ねて黒のリボンが多かったです。
またアップがどうしても似合わないと思った人や、肩ギリギリでどうしても中途半端になると思った人は、自分に似合うように顎のラインの長さのボフにしたり、思い切りショートにしたりして自分の良さを全面的に出しています。
服装は、正社員と同じ制服を着用となります。靴は自分でその制服に合うように、黒のパンプスを用意します。
福利厚生はどう? またアルバイトの特典は?
福利厚生は、アルバイトの場合で、週に2日、3日で1日の労働が長くて5時間ぐらいの場合は難しいです。ただ月の2/3の出勤になれば、シャネルの場合、福利厚生は充実しています。
アルバイトが喜ぶことがもう1つあります。シャネルブティックでは、社員さん向けにシャネル商品が安く売って頂ける期間があります。
恐らく社員さんとのコミュニケーションをとっていれば「一緒に見ない?」と声をかけてもらい、普段よりかなり安く手に入るチャンスがあります。
シャネルで働くメリットや身につくことは?
シャネルブティックでは思った以上に仕事がハードです。ボーと立っているとチーフから叱られたり「しっかり売りなさい」と言われたりします。
シャネルブティックで突っ立っていると、お客様が入り辛いので、ディスプレイをやり直したり、鏡を拭いたり、常に動いてお客様をお待ちしています。
まずは、美しく立つ、美しい敬語を遣う、美しいお辞儀でお客様をお見送りするといった礼儀作法が身に付きます。それから立っているだけではなくて、何かをしながらお客様に緊張感を与えないようにしてお客様をお待ちしなくてはなりません。
お客様から声をかけられたら、笑顔でお客様のご要望を聞き、100%ご満足頂ける接客を心がけています。ただの接客だけではなく、売上げにも必ずつながるようにしていくことが評価のひとつになるということを忘れてはなりません。
シャネルブティックは私にとって、ブランドの宝だと胸を張っていえます。
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